【全滅編】 237話時点 登場人物

現在

 < 高崎 (たかさき) >

 社長に片思いしている男。
 社長の代わりにクローン人間の処分係を名乗り出たはいいものの、
 自分もクローン人間の処分が出来なくて困っていた。

 そのため、処分対象になったクローン人間達の面倒を全て看ようと苦労するが
 結局は「秘密裏に会社の外へクローン人間を放つ」という事態になってしまう。
 社長に告白後は素直にそのことを暴露。
 会社としては問題行動だけど、今はそれどころじゃないので一時保留中。

 沢山の命を処分せず助けてきただけに、処分対象クローン人間達からの人望が厚い。
   
 < 美菜 (みな) >

 会社の社長。 今は亡き吉野規の妻。
 いきなり旦那が生き返ったかと思ったら、いじめられるし、部下からも突然告白される。

 世話焼きの仕切り屋で、素直じゃないため、いじめっ子気質。
 心はまだ若いつもり。 「母親」じゃなくて「女の子」のつもり。
 自分の性格の悪さを自覚しているが、どうしても「お姫様」の夢を抱いてしまう。

 「いじわるで性格の悪い私でもわかりやすくありふれたお姫様になれる言葉」を求めている。


 王様とは文通仲間。
   
 < 王様 (おうさま) >

 本名は友成祐二(ともなりゆうじ)。 旧姓は山倉(やまくら)。

 吉野規の友人。
 規の遺言を守ろうと、規そっくりのロボットを預かるが、そのまま現在に至る。
 クローン人間を全員殺そうと企んでいる。

 妻は既に他界している。
 そして何故か追われている。 そのため、本名を名乗れない。

 今時珍しいアナログ人間。 パソコンどころか携帯端末すら持たない。
 ロボットの扱いも全くわからないが、シぃに対してはわからないなりに優しく接している。
 (一緒にテレビを見たり、こたつに入ったり、遊んであげたりしている)
 
 たまにシぃが暴力を振るってくるが、じゃれてるだけだと理解しているので特に怒らない。
 
   
 < ? >

 どう見ても吉野規。

 正体は「吉野規そっくりに作られたロボット」。

 耳を澄ますと「痛い」等のうめき声が聞こえるが、本当に痛くて発してる声なのか不明。
 そもそも痛覚が無いであろうロボットが何故そんな声を出すのか不明。

 クローン人間全滅を望んでいる張本人。
   



過去

   < 友成 祐二 (ともなり ゆうじ) >

 若い頃の王様。

 サッカーをしていた経験から、足が速い。
 運動神経抜群で、料理も上手で、優しくて友情に熱いことから、学生時代は女子にモテていた。
 
 規の遺言を実行しようと決意するが、挫折する。
 
 妻は既に他界しており、子供はいなかった。
 それどころか妻とはキスすらしたことがなかったという。
 今は亡き(和服が似合う)妻の姿をシぃに重ねたこともあったが、シぃ本人に拒否され反省する。
 
 追われる身の為、実家とは別の場所に隠れ住み、美菜と文通を繰り返す。
 理子の事を気にかけている。
 
     
   < シ (シぃ) >

 吉野規とそっくりのロボット。
 吉野規(よしのただし)の最後の一文字から取って「シ」が正式名。
 何度も呼ぶうちに「シぃ」と伸びた。

 二つの記憶データが内蔵されている。(一言で言えば二重人格)
 
 (←シぃ)
 女装が好きで甘えん坊。 祐二に対してのみ「~なのだ」口調になる。
 命令したり、暴力を振るったりするが、ただじゃれて遊んでいるだけ。
 主に祐二と暮らしている主人格(記憶データ)。


 (→思い出君)
 無表情。吉野規の記憶データ。 解説の役割も果たす。意外と強引。
 脳内でシぃと話す時は柔らかい表情になる。
 
   
   < 吉野 規 (よしの ただし) >

 祐二の友人。 シぃのモデルになった人物。

 どうしてシぃを作ったのか、何が目的なのか、未だに全てが不明。
 205話にて、実は死ぬほどの病気じゃなかったことが発覚する。
 しかし死ぬ。

 死に顔は笑っており、直らなかったためそのまま納棺されている。
 祐二は「納棺師の粋な計らい」と勘違いした。

 同じく205話にて死の直前は「何も無いところを見ていた」ことがあった。
 「友人の追慕(全滅編)」を通してもまだ謎な人物のまま。
     
   < 吉野 藍 (よしの あい) >

 吉野規の妹。
 母はカリスマ主婦で、動画投稿で結構儲けているらしい。
 そのため、お小遣いは結構貰っている。
 規が生きていた頃、ノルとともに理子の面倒をよく見ていた。

 美味しいものや面白いもの、可愛いものが大好きで、運動とは無縁だったが、
 規の死に顔(笑顔)がトラウマになって「健康的な生活」を意識するようになった。

 規の死に関して祐二が「死ぬほどの病気じゃない」と発言していたが、
 39話にて「兄は死ぬのだ」と発言している。

 何故か規が死ぬことをあらかじめ知っていた。
     
   < 謎の3人組 >

 祐二の事を追う謎の3人組。
 しかしどうやらもっともっと沢山人数がいるらしい。
 
 三竹(←)は市役所職員。
 兄貴(→上)は住み込み家政夫。
 亮子さん(→下)は会社経営。

 という共通点の見つからない人達。
 みんな「あの方」が好きで、「あの方」を殺した祐二を恨んでいるらしい。
 
 何年も祐二を追い続けている。
 
     
   < 佐久良 (さくら) >

 重要人物っぽい雰囲気を出しておきながら、全く出番の無い人。
 規の弟子を名乗っている。

 (謎の3人組に記載されている)亮子とは夫婦関係にある。
 
 自己主張しない性格もあって、ものすごく影が薄い。
 そのため、理子は佐久良のことを覚えていない。
 でも忘れられても怒らない。

 何度でも「はじめまして」を繰り返している。
 
     


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