死亡登場キャラクター達

吉野規 (よしの ただし)

病死。
この物語の最重要死者。

「地獄は嫌だ!」と叫び、箱にハマり、結構長々と苦しんだ。


生前の彼は何を思い、何を悲しみ、何に恐怖を抱いていたのか。
「天才」と呼ばれた彼の苦痛とは。

それは今となっては誰にもわからない事・・・ではなかったりする。
・・・いるんです。どこかに吉野規の人生全てを知っている人が。


諸橋翔 (もろはし かける)

転落死。

桃絵の息子。

作者は翔が大きくなった姿を描いて公開したい衝動に常に駆られているけれど、
「未来が無い」ということも含めての死者なので、翔はずーっと大人になることはありません。

でも翔は生きていたら生きていたで、父親・翔太に似てくるのです。
翔が生きている場合、桃絵は「元彼・翔太」の影に悩み続けます。
翔が死んだ場合は「箱庭に追慕」へと進んでいきます。

どっちの道を進んでも桃絵は苦しみ続けます。


トトちゃん (本名不明)

鈍器が後頭部に落下。

大学合格の為に頑張ったのに、そのプレッシャーの為にミスを繰り返して不合格となった男。
実は極度の緊張に弱い。
でも不合格になったお陰で彼女も作れたし、勉強も常人以上に頑張ったので結果オーライ。

Jポップの「幸せは自分で決める」の歌詞にビビッと何かを感じ取った。
(歌詞に元ネタはありません。Jポップにならよくありそうな歌詞だなーと思って付けました)
「幸せは自分で決めるんだよ」と言い続けて、A君とナッキィに大きな影響を与えた。

紅茶はレモンティー派。
Aくん (本名不明)

14年前・大月氏含む局のスタッフの手によって残骸となる。
実は頭部への損傷が激しく、再起不能状態となっている。
(でもこの漫画はグロ重視じゃないので、あえて描いてません。生易しい表現で許して下さい)

Aくんはナッキィを守るべきだった。
主人であるトトちゃん亡き今、ナッキィに尽くすことだけが存在意義だったというのに
「僕は人間の苦しむ顔が好きなんだ!」と勘違いして、選択を誤りナッキィを見失う。
目的も目標も二人の主人もいなくなり、「後の祭り状態」。


「僕は幸せだ」と言い張るが、「ノルちゃん幸せになるといいね」と言うあたり
実は自分自身が本当の幸せでは無い事をわかっているんです。
「ノルちゃんも幸せに」と「ノルちゃんは幸せに」は、とても大きな違いです。


残念ながらまだまだ増える予定…


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