【ひっそり解説…】


はい、というわけで、

6年間待ってたよ~~~~!!!

第一話の時からこのシーンは視野に入っていました。
うさぎさんが他の人と会話するシーンが今までなかったのは、正体が彼だったからです。



この漫画を作ろうと思った時、『3つの大どんでん返し』を決めました。

【その1】 31話 「主人公はクローン人間で、箱庭の中に住んでいた!?」
【その2】 65話 「吉野規は理子が好きだった!?」

そして最後が今回。

【その3】 173話 「うさぎのお面を被った人物は死んだはずの吉野規だった!?」

です。
この3つだけは読者様に絶対予測されたくありませんでした。
なので、全力で誤魔化しまくった6年間。

173話の為にずっと見開き(2ページ使ったシーン)を抑えてきました。
どんな見せ場でも抑えて、抑えてきました! このシーンの為に!!
…初めての見開きで勝手が分からずかなり苦労しました。


色々画策し過ぎてどこを頑張ったのかすら覚えてない所も結構あります。

113話とか

手で綺麗に顎のラインと右目を隠してます。お面の下は規の顔なのですが、上手く誤魔化せていたかな…と。


118話は

「絶っ対」を付けてまで、死者復活を否定しました。
ダシに使ってごめんよ、紀一君。


他にも細々とあるのですが、割愛しまして…

特に誤魔化しに大変だったのは
『酒の肴は男の背中』です。



事実を知ったらめっちゃ驚くだろうと思います。

このお話は「王様の過去に触れつつ、うさぎさんに対する先入観を与えてミスリードする」という目的がありました。
(「配色に黒を増やす」「いつもと違うアングル」等々、他にも目的はありましたが…)





王様は「同棲相手がいる」と発言しましたが、誰も「カノジョがいる」とは言ってません。
さらっと若大将が「カノジョ」と呼び始めてるんです。 若大将、勘違いしてるんです。
(まさか同棲相手があんなのだとは思わないでしょうけれども…)


その若大将の一個の勘違いがもとで、
『2人はめちゃくちゃ愛し合ってる』

という結論まで進んで行ってしまいました。



妄想力のたくましい若大将と管理人さん。
…管理人さんは、ありもしないものに嫉妬していたんですね。

奴らはこんな感じに抱き合ったりしません。
だから管理人さんの「信じない」は悲しい事に当たっていたのです。







でも、これらは実際にありました。
うさぎさんと王様で毎日じゃれあってるんですね。膝枕するんですよ。
王様はああ見えてありえないくらい優しいので、うさぎさんの要望なら何でもしてあげます。
うさぎさんの為にクローン人間を殺そうって人間ですから、そりゃ膝枕くらいお安いご用です。

ブログのイラストまとめ「ふたりの日常」カテゴリはこれらの延長です。


ブログカテゴリにわざわざ「ふたりの日常」を作って、王様とうさぎさんの仲良し画像割合を多くしたのもミスリードの為です。
6年前からコツコツ、暇さえあればミスリードにいそしんでまいりました。

実は今までの王様の絵では一度もうさぎさんに赤面している(惚れている描写)が無いのです。
うさぎさんが一方的に王様にじゃれつこうとして、王様は気が乗った時だけ相手をしています。
うさぎさんにとって王様はワガママを聞いてくれる手下みたいな、遊び相手みたいなものです。 過激ですけど。

***

さて、追記はうさぎさんの服についてです↓







『うさぎさんの服の中ってどうなってるの?』という質問を頂く事もありました。

「服を脱いで、かつらを取って規になる」という案は最初から決めてたのですが、
割烹着もどきを脱いだ後の格好については実は全くの考えなしでした(笑)

ミスリードには6年前から頑張るくせに、肝心の中身については更新近くになるまでほぼ考えてなかったという間抜け!




実は初期案(第一話の頃から考えてた案)は和服でした。

でも先月終わりごろになって「何で和服?」っていう疑問が浮かびまして。
和服である意味が無いんです。そんな隠された秘密とか何にもないので、洋服へ強引に変える方向性にしました。





なんとか形は現在の物になりましたが・・・
今度は色が決まらない!! 昨日、悩みました。 昨日です(笑)



(ヤバい 夢の国のネズミさんと同じカラーリング!)










後者2枚のどっちかの色かな~って思ってますが、まだ微妙に迷ってます。
「どの色が良いかな」って思ってずーっと見てると何でもよくなってくるというか、全部同じに見えてくるというか。
そのうち追々また決めていこうと思います。 センスが無いもんで… 苦手分野は後回し気味で申し訳ない。
(イラストに番号付けておいたので「この色が一番良い!」ってご意見は喜んで受け付けてます)


というわけでいっぱい語りました。一通り話しました。

また何か思い出したり、語り足りないことがあったら少しずつ出していこうと思います。
長文閲覧ありがとうございました!



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